2025.8.28

75周年催しファン満喫 電車撮影や修理工場見学 富士急行線河口湖線

電車を撮影する参加者ら=富士河口湖・河口湖

ドアの開閉を体験する子ども=富士吉田・電車修理工場

記念号でビールを楽しむ参加者=富士河口湖町内

 富士山麓電気鉄道は24日、富士急行線河口湖線の開業75周年を記念したイベントを、富士河口湖町の河口湖駅などで開いた。県内外から詰めかけた鉄道ファンや親子連れが、電車の撮影会や普段入れない電車修理工場の見学、記念列車に乗っての小旅行などを楽しんだ。
 河口湖駅では、富士回遊号や富士急行の開業90周年を記念したラッピング列車などの撮影会が開かれ、鉄道ファンらがカメラに勇姿を収めた。富士吉田市の富士山駅に隣接する電車修理工場では、河口湖-大月間を走る6001号編成の見学会が開かれた。参加者は運転席に座って操縦する機器を動かしたり、車掌になりきって車内放送やドアの開閉を体験したりした。
 午後1時ごろ、「河口湖線開業75周年記念号」が河口湖駅を出発。乗客は、富士吉田市の「めし屋仙瑞」のオリジナルの弁当と、飲み放題の富士吉田市の「ふじやまビール」3種類と共に、富士山駅や三つ峠駅を巡る約2時間半の旅を楽しんだ。
 河口湖線は、1950年8月24日に開業。富士山駅(旧富士吉田駅)と河口湖駅間の全長3・1キロ(現在は3・0キロ)。現在は大月線と河口湖線を1つの路線として一体的運用している。

(2025年8月25日付 山梨日日新聞掲載)

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