Mt.富士トライアスロン富士河口湖2025 “鉄人”集結

受け付けを済ませる選手ら=富士河口湖町中央公民館
富士河口湖町の河口湖と西湖周辺を舞台にしたトライアスロンの大会「Mt.富士トライアスロン富士河口湖2025」(富士河口湖町、トライアスロンジャパン、山梨日日新聞社、山梨放送主催)が7日、開催される。6日は全国から選手が町内入りし、受け付けや準備をした。
受付会場となった町中央公民館には午前10時から選手が訪れ、自転車に貼る「レースナンバーカード」のシールやスイムキャップなどを受け取った。大会の協賛企業が用意したハンドクリームやジュース、町内産のラベンダーのオイルを使用したおしぼりなどのプレゼントもあった。
公民館の駐車場では自転車をメンテナンスするメカニックサービスや、トライアスロングッズ、補給食などを扱う店が並んだ。町役場では本番を前にビギナーズセミナーが開かれた。
大会は7日午前8時からレースナンバーごとに時間差でスタートする。メイン会場の八木崎公園北側から湖に設けられたV字型の特設コースを泳ぐスイム(1・5キロ)、公園から河口湖南岸を進み、西湖畔を3周して公園に戻るバイク(43キロ)、河口湖大橋や河口湖美術館を通るコースを2周して公園に戻るラン(10キロ)の計54・5キロで競う。
河口湖や西湖周辺の道路は7日朝から昼すぎにかけて交通規制が敷かれる。主催者は渋滞緩和のため迂回を呼びかけている。

コースのポイントについて解説する栗原正明さん=富士河口湖町役場
初心者に「こつ」解説
○…富士河口湖町役場で開かれた初心者対象の「ビギナーズセミナー」では、前回大会で男子2位となった栗原正明さん(38)=北杜市=が競技やコースのポイントを解説した。
栗原さんはスイム、バイク、ランのコースのポイントを中心に、前日の準備、心構えなどを伝えた。今大会は河口湖の水位が例年より低いことから、「透明度が低く、泳ぐときの水の動きで泥が舞ってしまう」と話し、透明なゴーグルを着用するなどの対策を呼びかけた。
(2025年9月7日付 山梨日日新聞掲載)