富士山噴火想定し対策本部設置訓練　富士吉田市

　富士吉田市は５日、市役所で、富士山の噴火警戒レベルが３（入山規制）に引き上げられたとの想定で、災害対策本部を設置する訓練を行った＝写真。７日は実際に噴火したとの想定で、市民が徒歩で避難する訓練を行う。
　夏山シーズンに富士山周辺で火山性地震が頻発し、気象庁が５日午後１時、噴火警戒レベルを１から３に引き上げたと想定。市安全対策課の担当者が、人的被害の有無などについて報告した後、指定避難所や福祉避難所の開設準備や、観光客に帰宅を促すなどの対応方針を説明した。
　７日は富士山が噴火し、溶岩流が市内に流れ込んだとの想定で、市民が避難所まで歩いて避難する訓練を行う。

(2025年9月6日付 山梨日日新聞掲載)