2025.9.14
レンジャー権限強化富士山の夏終了 軽装登山、遮断に効果 指導1100人超 全員応じる

ゲートを閉じる警備員ら=富士山5合目
山梨県が軽装登山者対策の強化に取り組んだ富士山の夏山シーズンが10日、終わった。入山拒否の権限を与えられた富士山レンジャーから指導を受けた登山者は、同日午後2時時点で1144人となり、雨具の不備(千人)が最も多かった。ただ、県やレンジャーによると、指導を受けた全員が、5合目の売店などで装備を調達する対応を取った。山小屋関係者からは今夏を振り返り、「装備が不十分な登山者が減った」と、変化を実感する声が聞かれた。
(2025年9月11日付 山梨日日新聞掲載)
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