2025.12.06 お知らせ /

河口湖畔に新公園計画 大石公園近隣訪日客分散化へ

新たな公園の整備を計画している河口湖畔=富士河口湖町大石

 富士河口湖町は、同町大石の大石公園近くに新たな公園を整備する方針を決めた。河口湖北岸の大石公園には、湖越しの富士山や自然景観を求めて多くのインバウンド(訪日客)が訪れ、周辺道路では交通渋滞も発生している。新たな公園に観光客を誘導することで分散化を図りたい考えだ。

 新たな公園の整備方針は、渡辺英之町長が11月28日の記者会見で明らかにした。町都市整備課によると、整備予定地は、大石公園から南西約500メートルの河口湖畔。敷地面積や具体的な整備内容は決まっていない。大石公園から整備予定地付近までは遊歩道があり、観光客の分散を図る狙いがある。詳細設計を経て再来年度の着工を目指している。
 大石公園はコキアやラベンダーなど四季折々の花が楽しめる人気の観光スポット。近年では、富士山や河口湖をバックに写真を収めようと、多くの訪日客が訪れている。
 一方、観光客の増加に伴って周辺道路では混雑が発生。既存の約200台収容の駐車場だけでは足りず、町は8月に約400台収容できる駐車場も設けた。
 町は新たな公園の概略設計費と用地取得費として、580万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を12月定例会に提出する。

(2025年12月3日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別
カテゴリ