2025.12.29
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今夏の富士スバルライン規制期間 普通車、タクシー最多に 来夏 最長の70日間
富士山有料道路(富士スバルライン)のマイカー規制などを協議する検討委員会(会長・堀内茂富士吉田市長)が25日、富士吉田市内で開かれ、今夏の規制期間中の普通車と大型車の台数が2割増え、普通車とタクシーは富士山世界文化遺産登録翌年の2014年以降で最多となったことが示された。来夏の規制期間は7月3日~9月10日で、過去最長だった今夏より1日長い70日間とすることで意見集約した。
委員会は昨年、増加するタクシーや観光バスへの対策を協議する環境保全対策研究会の設置を決定。この日は座長を務めてきた東京大大学院の山本清龍准教授が検討内容を報告した。
山本准教授によると、今夏のマイカー規制期間中の7月5日~9月10日における普通車の台数は7954台で、昨夏より1307台(19・7%)増。タクシーの台数は4347台で最多だった昨夏より239台(5・8%)増だった。いずれも新型コロナウイルスの影響で減少したが、普通車は21年、タクシーは23年から再び増加し、今夏は14年以降で最も台数が多くなった。このほか、大型車の台数も今夏は758台に上り、昨夏の134台(21・5%)増となった。
(2025年12月26日付 山梨日日新聞掲載)
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