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2020.2.14 所属カテゴリ: 富士山味グルメ / 地域グルメ /

おつけだんご

おつけだんご 小麦粉で作った団子にダイコンやニンジンなど旬の野菜をふんだんに入れた「おつけだんご」。一般的には「すいとん」と呼ばれる料理。山梨県大月市をはじめ郡内地域の家庭料理として、冬場を中心に食べられてきた。

 大月市産業観光課によると、戦時中など地域で米が尊かった時代の食卓に上がっていた。「おつけ」の由来として「『大月の団子汁』が元となった」「おみおつけ(みそ汁)の中の団子を指す」など、さまざまな説があるという。

 みそベースのつゆの中に旬の根菜類、小麦粉を水で溶いて作った団子を入れるのが基本のスタイル。家庭によっては、しょうゆ味や塩味にするほか、具材に海鮮類を入れることもある。好みや家にあるものに応じて作られており、味や見た目はさまざまだ。

 「おつけだんご」を地域おこしにつなげようと、住民らによる「大月市おつけだんごの会」が、ご当地グルメで地元の魅力を発信する「B-1グランプリ」に参戦。PRキャラクター「おつたろう」も考案し、普及に努めてきた。

 大月駅前の飲食店「浜野屋」では、予約することで味わうことができる。浜野屋のおつけだんごは、団子にする小麦粉にジャガイモを混ぜることで粉っぽさを無くし、食べやすくしているほか、具には旬の海鮮をふんだんに使っている。

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