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シンポジウム(東京)

富士山「文化」を発信 世界遺産めざし連携 都内でシンポジウム

 富士山を国連教育科学文化機関(ユネスコ)が指定する世界遺産(文化遺産)に登録しようと、「富士山を世界遺産にする国民会議」(略称・富士山会議、会長・中曽根康弘元首相)が本格的な活動をスタートさせた。7月8日には、初めてのシンポジウム(山梨日日新聞社、静岡新聞社、山梨県、静岡県、富士山本宮浅間大社後援)を東京・明治記念館で開き、「文学」「江戸文化」などの観点から富士山について語り合った。また同会議は、7月17日まで南アフリカで開かれたユネスコ世界遺産委員会に運営委員を派遣して、登録手続きなどを視察した。一方、山梨、静岡両県も国に登録への協力を要請するなど、官民で富士山の文化的価値を見直し、世界遺産登録を目指す動きが出ている。

(2005年7月28日付 山梨日日新聞掲載)
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