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2019.8.04 所属カテゴリ: ぐんないスポット探訪 / 西桂町 /

三ツ峠・屏風岩(西桂町)

130メートルの絶壁 果敢に挑む

三ツ峠の屏風岩

 山梨県西桂町の三ツ峠(標高1,785メートル)の山頂付近にある屏風(びょうぶ)岩は、県内外から訪れるクライマーを満足させる、日本有数のロッククライミングの名所。

 標高差130メートル、幅750メートルのほぼ垂直な壁がそびえる。自然のままの岩は「鶴ルート」「逆V字ハング」など60以上のルートがあり、初心者から上級者まで楽しめる。女性や中高年の姿も目立ち、1日に100人以上がチャレンジすることも。より難易度の高い岩場へのステップにと、ここで高い技術と強い精神力を身につけていくクライマーも多い。シーズンは3月から11月ごろ。

 映画「クライマーズ・ハイ」や「岳-ガク-」の撮影で屏風岩が使われた。「岳-ガク-」では、小栗旬さん演じる島崎三歩と親友役の浪岡一喜さんが一緒にクライミングするシーンを撮影。台本では「踏破するのに10日はかかる大絶壁」という設定で、小栗さん自身も何度も三ツ峠を訪れて練習を重ね、スタントなしで撮影したという。映画のクランクアップも三ツ峠だった。

 ■所在地 山梨県南都留郡西桂町

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