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2019.7.24 所属カテゴリ: ぐんないスポット探訪 / 都留市 /

小水力発電施設「元気くん」(都留市)

環境都市のシンボル

小水力発電施設「元気くん」

 山梨県都留市が家中川に設置している小水力市民発電施設「元気くん」。「小水力発電のまち」を掲げて環境政策に力を入れている市のシンボルとして親しまれている。

 家中川は古くから水車の動力源となり、発電所もあった。元気くんは、身近な自然エネルギーを見直そうとする市民団体の活動をきっかけに、行政が連携して地域特性を生かした小水力発電施設として整備。

 市役所前の1号機(開放型下掛け水車・最大出力20kw)は2006年、2号機(開放型上掛け水車・最大出力19kw)は2010年、3号機(開放型らせん水車・最大出力7.3kw)は2012年にそれぞれ稼働。市役所などの電力として活用。

 水の力で回る大型水車は広告塔として、都留のPRにも一役。全国初の事例として注目されている。

 2006年には、新エネルギーの普及促進を目的に優れた機器や事例を表彰する「第11回新エネ大賞」(新エネルギー財団主催)の同財団会長賞を受賞。また2007年には、「ストップ温暖化活動コンテスト山梨大会」(県地球温暖化防止活動推進センター主催)で最優秀賞に輝く。さらに2008年には、全国各地のCO削減活動の中から優れた取り組みを選ぶ「ストップ温暖化『一村一品』大作戦全国大会」(環境省主催)で金賞に選ばれた。

 2015年には市役所駐車場に、「元気くん」で発電した電力を活用した、電気自動車用の急速充電器を設置。

 ■所在地 山梨県都留市上谷1

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