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2021.8.27 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / 登山 /

2021富士登山者アンケート[2]

新型コロナウイルス対策

 山小屋や登山バスなどでの新型コロナウイルス感染症対策について聞いたところ、「十分に取られていた」との回答が83.5%に上り、登山者は一定の評価を示した。登山者自身の感染防止策では「検温などの体調管理」「マスクなど感染対策用品を用意した」がそれぞれ約7割に上り、3割余りが「混雑しそうな日時を避けた」などとした。

 コロナ流行後、初めて登山道が開通された今夏。登山者が利用する山小屋や売店、案内所や登山バスでの感染症対策の印象を聞いたところ、「対策が十分に取られていた」が83.5%に上った。「対策が不十分に感じた」(10.5%)、「対策は取られていたが、マナーを守らない利用者が目立った」(6.0%)を大幅に上回った。

 対策を不十分に感じた理由については、山小屋の「寝床」が33.3%で最も多く、次いで「その他」が28.6%、「登山バス」が23.8%だった。その他の回答者は「山頂で部分的な『密』が見られた」などとした。

 山梨、静岡両県と環境省が山頂の混雑時や山小屋利用時といった特定の場合にマスクの着用を促すよう呼び掛けていることへの認知度を聞いたところ、50.5%が「はい」と答え、「いいえ」も49.0%に上った。

 登山者自身の感染症対策については「検温などの体調管理」が70.0%と最も多く、次いで「マスクなど感染対策用品を用意した」が67.0%となった。このほか「山小屋を事前予約した」が52.5%、「混雑しそうな日時を避けた」が34.0%で続いた。「ワクチンを接種した」という回答も30.5%あった。

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