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富士吉田市立中ノ茶屋

 山梨県富士吉田市上吉田の富士山吉田口登山道を北口本宮冨士浅間神社から約5キロ登ると、標高1100メートルの所に1軒の建物があり、中ノ茶屋(中の茶屋)という。

 周囲には石碑や富士参拝の記念碑が多く建ち、周辺ではフジザクラ約2万本が群生、春に見ごろを迎える。富士急行線の富士山駅と富士山1合目手前の馬返し間で運行される「馬返しバス」(季節運行)の停留所がある。

 中ノ茶屋は1707(宝永4)年に創建された。北口本宮冨士浅間神社境内にある登山門と「馬返し」の中間地点にあることが名称の由来。登山者にお茶やそばなどの軽食を販売していたという。

 往時、徒歩登拝の富士講信者ら登山者はここでひと休みし、西側にある北口胎内に参拝したものである。富士山へ登山するには昔は吉田口登山道を足で歩いた。江戸から2泊3日で上吉田へ着き、ここで御師の宿坊に泊まって、みそぎ、はらいをし北口本宮冨士浅間神社に参拝して吉田口へかかる。

 泉瑞を横に見て徒歩約1時間でこの茶屋がある。茶屋は1987年に一度休業するも、1994年に当時の所有者が現在の建物に建て直し、その後2005年まで営業。しかし、客足が伸び悩み収益が上がらなかったことや、所有者が病気になったために再び休業。2009年に一時的に営業を再開したが、その後また休業状態となっていた。

 しかし2012年11月、地元の富士吉田市が中ノ茶屋を購入する方針を固め、12月定例市議会で購入費(2240万円)を含む補正予算案を可決。市では、300年以上の歴史がある施設を復活させ、近年ブームとなっている麓からの富士登山のアピールを強化、情報発信・安全登山の拠点として活用したい考えで、所有者に建物の購入を打診し、同意を得た。

 財団法人ふじよしだ観光振興サービスが指定管理者となり、富士吉田市立として2013年4月27日に再オープンした。木造銅板ぶき2階建て。延べ床面積約200平方メートル。

 2020年は、新型コロナウイルスによる登山者および関係者の安全確保が困難なことから、吉田口登山道が閉鎖。中ノ茶屋も休業していたが、7月20日から営業再開。

所在地

山梨県富士吉田市上吉田5601―1

営業期間(2020年)

◇7月20日〜10月31日 ※気象状況などにより期間の変更あり

営業時間(2020年)

◇7月20日〜10月31日=9:00〜15:00

休業日(2020年)

◇7月20日〜8月31日=無休
◇9月1日〜10月15日=木曜定休
◇10月15日〜10月31日=平日休業(土・日・祝日のみ営業)

業務内容

休憩スペース、富士登山・気象・観光情報の提供、軽食・土産品の販売、歴史展示、給茶サービス、貸シャワー ほか

アクセス

【電車・バス】
◇富士急行線富士山駅から『路線バス「馬返し線」(馬返しバス)』で「中ノ茶屋」下車=季節運行→2020年は運行休止中
【車】
◇中央自動車道河口湖ICから国道139号、国道138号、県道701号経由約15分
◇東富士五湖道路山中湖ICから国道138号、県道701号経由約20分

問い合わせ

◇中ノ茶屋  TEL:090-4614-0223
※電波状況により通話不可の場合あり

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