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2019.9.10 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / 社会・歴史 /

ひづめ跡で吉凶占う

 山梨県富士吉田市下吉田の小室浅間神社の祭礼で、800年以上続く「流鏑馬祭り」。秋に神社の祭神が富士山2合目の山宮に帰った後、里で争いや火事が起こらないように祈願するための伝統行事。同神社の例大祭で毎年9月19日に開かれる。

 例大祭の神事として行っている同神社の流鏑馬は、弓矢で的を射る武芸訓練としての流鏑馬とは違い、馬が駆け抜けた後に馬場に残ったひづめの形で吉凶を判断するのが目的。馬が走り終えるたび、占人(うらびと)がひづめの跡を確認し、争いや火事が起きないか占う。

 射手は「潔斎(けっさい)」と呼ばれる身を清める儀式を終えた後、約200メートルの馬場に設けられた3カ所の的を目がけて矢を放つ。

 2007年に富士山型の神輿が約50年ぶりに奉納され、渡御が復活。

 1982年に市の無形文化財に指定。2017年には県の無形民俗文化財に指定。

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