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2021.2.26 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / その他 /

伝統の名物企画「富士山が見えなかったら…」

 山梨県山中湖村山中のホテルマウント富士が冬季の名物企画として実施している、チェックアウトまでに富士山を見ることができなかった場合、宿泊客に無料宿泊券を贈るサービス。

 同ホテルは、1963年、富士山を眺望できるホテルとして山中湖畔の高台で創業。裾野から山頂まで雄大な富士山の姿が望める。

 同ホテルでは1971年から、富士山頂が見えない場合には部屋代を無料にする企画を、富士山が朝日で赤く染まる「紅富士」、山頂に太陽が重なる「ダイヤモンド富士」が鑑賞できる季節に合わせて毎年開催。1992年以降、冬季の閉鎖や改装工事などで中断したが、2000年に復活した。

 現在では、ホテルスタッフがビデオカメラで富士山を撮影して判定。チェックイン(午後3時)からチェックアウト(午前11時)までに、富士山頂を1分以上連続して見ることができなかった宿泊客に、次回以降の宿泊時に使える無料宿泊券(1室2人)をプレゼントする。企画の対象は2日以上前の予約客。当日と前日の予約や、午前7時前にチェックアウトした人は対象外。

 企画にまつわるエピソードも多く、過去にはこの企画を知らずにいて、チャックアウト時に「料金はいただきません」と言われて驚く客がいたり、逆に狙って来たのに「駄目でした」と苦笑いする人も。

 それでも、天候がぐずついている日などは、チェックアウトの午前11時近くになると「見えるか」「見えないか」と、客とホテルマンが真剣な表情で富士山を見つめ、雲の動きに一喜一憂する光景も。その結果「見えない」と決まると、客の間から歓声が沸くこともあったという。

 51回目の開催となる2021年は、2月23日~3月7日まで実施。無料宿泊券は6月30日まで利用可。

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