1つ前のページに戻る

2019.9.01 所属カテゴリ: 富士山噴火に備える / 防災キーワード /

富士山噴火で救助犬派遣

 富士山の噴火や地震などの大規模災害に備え、山梨県山中湖村が2015年6月、NPO法人「日本救助犬協会」(本部・東京)と災害救助犬の出動に関する協定を締結。災害発生時に災害救助犬の派遣を受け、生存者の迅速な捜索や救助に役立てる。同協会が県内の自治体と協定を結ぶのは初めて。

 災害救助犬は嗅覚を生かして災害現場などで行方不明者を見つける。東日本大震災や広島市北部の土砂災害など大規模災害の現場でも、倒壊した家屋や土砂からの生存者や遺体の捜索活動をした。

 協定書の内容は、噴火や地震の大規模災害時に、村が災害救助犬の派遣を優先的に受けることや、有事に備えた村と同協会の共同訓練などを盛り込んだ。村内で高齢者らが行方不明になった場合の捜索活動で連携することも検討。
広告