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富士山七合目救護所

 富士山吉田口登山道7合目の標高2790メートル、山小屋「鎌岩館」下に山梨県が設置、夏山シーズンの一定期間開設する。

 千葉大学医学部に運営を委託、同大の医師と医学生が2人一組で24時間、無料で診療にあたる。特に多くの救護者が予想される期間については、看護学生も加わり3人で対応する。2007年にはAEDを導入した。鎌岩館をはじめ、各山小屋と連絡を取り合い連携している。

 2017年からはタブレット端末を設置し、医療用語に精通した通訳者と話ができるサービスを開始。対応時間は平日午前8時半~午後6時半で、英語、中国語、韓国語に対応。そのほか、端末を通じて日常会話レベルの通訳と話ができるサービスはポルトガル語、スペイン後、タイ語、ベトナム語、ロシア語で提供する。

  県営救護所は戦前、8合目の富士山ホテル内にあったが火災で閉所。1952年には5合目に設置。1956年に7合目現在地に移築し、千葉大学医学部に運営委託を開始した。1981年8月、台風15号による土石流で全壊したが、翌1982年7月に再建した。建物は木造平屋建てで、床面積34平方メートル。環境に配慮し、アースカラー(茶色)に塗装されている。

 2023年の夏山シーズンは、「弾丸登山」の増加が懸念されていることを踏まえ、登山者に対する安全対策を強化。72日の開山期間(7月1日~9月10日)に常時開設。千葉大の医師や看護師に加え、他の看護師にも協力を呼びかけて体制を拡充。

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