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行動食

●エネルギー不足回避

 登山では膨大なエネルギーが必要とされる。成人男性が6時間行動すれば4200キロカロリー、10時間なら7000キロカロリーほどが消費される。これだけのエネルギーを一度にまとめて取るのは不可能。そこで、こまめにエネルギーを補う「行動食」の出番だ。

 行動食は、スーパーやコンビニエンスストアで好きな物を手に入れよう。一つの袋にまとめ、ザックの取り出しやすい場所に入れておく。選ぶときのポイントは、炭水化物が十分に含まれていること、ある程度保存が利くこと、水分なしでも食べやすいことなどが挙げられる。食感や味わいが異なり、バリエーションのある方が飽きが来ない。

 チョコレートやあめなどのイメージが強い行動食だが、侮れないのは和菓子類。ようかんは水なしでも食べやすく、糖分を十分に含む。かりんとうは高カロリーな割に軽いなど利点がある。

 空腹を感じる前に少しずつ食べるとよい。成分表示を参考に、1時間で○○キロカロリーと目安を決めて取ることを心掛けよう。

 水分と同様、エネルギーを欠くのは厳禁。極度にエネルギーが不足した状態をハンガーノックといい、ふらふらするだけでなく、最悪の場合、意識を失って倒れてしまう。登山中は食欲を失いがちだが、意識して取ることが大切だ。
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