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3合目⇒5合目

[標高差約460メートル/距離約1.5キロ/所要時間約1時間5分]

 徐々に周囲の木々の樹高が低くなり始め、標高が上がっていることを実感させる。4合目を過ぎると、石畳のつづら折りの道が続く。しばらくすると、高さ7メートルはある御座石と呼ばれる巨岩が登山者を迎える。「日本橋」の講中名が彫り込まれ、かつて富士講が盛んだった様子がうかがえる。そばにある井上小屋(御座石小屋)の壁には「五合目焼印所」の文字。実際は4合5勺に当たり、ここまで来ると5合目まではあとわずか。登山道はこぶし大の溶岩石が浮き、少し歩きにくくなる。やがて滝沢林道との合流点に出る。

 ようやく視界も開けふもとの景色も目に入ります。舗装された林道のヘアピンカーブを曲がり100メートルほど行き、赤い鳥居の脇の登山道を登る。間もなく再び滝沢林道に出るので、ゲート手前の石階段を登り切ると5合目の佐藤小屋に着く。
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