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登山プラン

●1泊スタンダードプラン

 [昼ごろ5合目出発] → [山小屋に宿泊] → [深夜~未明に出発]
→ [日の出前に山頂到着] →[ 山頂で御来光・お鉢めぐり]
→ [昼までに5合目へ]

 富士登山のオーソドックスなパターン。1日目の午前中に5合目到着。十分体を高地に慣らし、昼ごろに5合目を出発。夕方、山小屋へ到着して食事、仮眠をとる。深夜から未明に山小屋を出発し、山頂で御来光を迎える。お鉢めぐりなどして午前8時ごろ下山を始め、昼ごろ5合目へ帰る。

 ただし、週末・休日などは御来光の時間近くには、登山道(特に頂上手前)が大渋滞になり、頂上に到着できないこともある。逆算して、何合目の山小屋に宿泊するか、山小屋を何時に出発するか、きちんと計画を立てることが大事。また、山小屋出発時は夜間なので、ヘッドライトなどの夜間装備を忘れずに。足元にも十分気をつける。


●1泊ゆったりプラン

 [午前に5合目出発] → [自然・景色を楽しむ] → [山小屋に宿泊]
→ [山小屋で御来光] → [午前中に山頂へ] → [午後の早い時間に5合目へ]

 朝、5合目へ。十分休養を取り、午前中に5合目を出発。高山植物や景色を眺めながら、ゆっくり登る。夕方に山小屋に到着し宿泊。翌朝の御来光は山小屋前で迎える。その後山頂を目指し、午後の早い時間に下山する。

 近年、「山小屋での御来光~その後の山頂登山」が推奨されている。山頂で御来光を迎える人が原因で起きる登山道の渋滞を避けることができ、その後のスケジュールにも時間的余裕があるため。5合目出発を早朝に設定したり、5合目に前泊すれば、よりゆったりした登山ができる。


●2泊以上のんびりプラン

 [2カ所以上の山小屋で宿泊]

 例えば山小屋に2回以上宿泊して、「御中道」を歩くプランを追加したり、吉田口登山道を1合目から登山、または1合目まで下山しながら自然や史跡を散策するなど、スローライフに沿った富士山の楽しみ方もある。せっかく登るのであれば、とことん富士登山を楽しんでみてはいかが。


●日中日帰りプラン

 [早朝に5合目出発] → [適宜休憩をとる] → [昼過ぎ山頂到着・ お鉢巡り] → [夕方までに5合目へ]

 早朝まで5合目で仮眠休憩、体を慣らす。5合目から見る御来光も感動的。御来光を見たら出発。適宜休憩をとりながら、昼過ぎに山頂に到着。お鉢巡りなどして、その後下山。

 明るいので足下を把握できたり、周りが見渡せるので、夜間登山より安全。また、頂上付近が一番混む時間を避けることもできる。一方で、予定時間をオーバーすると下山中に日没ということも。念のため夜間装備も用意することを忘れずに。

 また、時間を気にして先を急ぎがちなので、無理をせず休憩をきちんととることを心がける。


●ツアー登山

 [多彩な企画と比較的安価な費用、手軽さ、添乗員や登山ガイド(現地)が同行するなどサポートが魅力]

 バスなどで各地を出発後、昼前から昼過ぎに5合目へ到着(出発地により多少前後)。その後初日は7~8合目まで登り、山小屋へ宿泊(仮眠)。深夜から未明に山小屋を出発し、山頂で御来光を仰ぎお鉢めぐりなどをして、昼過ぎに5合目へ下山、帰路へというスケジュール(1泊2日)が一般的な富士登山のツアー。

 お土産や下山後の温泉入浴付きなどのプラン、登山グッズのレンタルなどのオプションもある。ツアーなので団体行動が基本となる。日程や登山行程などツアー内容を十分検討し、自分の目的や体力、経験に合った企画を選んで参加しよう。

 富士山NETのトップページ右列にも、ツアーバスの広告がある。

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