2002.10.24
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富士山世界文化遺産への道 /
富士山世界文化遺産の構成資産 /
富士山世界文化遺産・構成資産『西湖』
その深みには、天皇陛下が「奇跡の魚」と表現したクニマスが生息する。秋田県の田沢湖にのみ存在し、一度は「絶滅」種に指定された日本固有の淡水魚が約70年ぶりに見つかり、湖の名前は一躍有名に。その発見は公的に初めて魚類の絶滅指定が見直される契機となり、クニマスは今、本来の生息地以外で存続する「野生絶滅」種となった。
クニマスが生き続けられた理由は明らかになっていない。ただ湖の周囲は青木ケ原樹海が広がり、富士山麓で最大級の溶岩洞窟「西湖コウモリ穴」など自然の名所も多く、今も神秘的な雰囲気をたたえ続けている。
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