2002.10.24
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富士山世界文化遺産への道 /
富士山世界文化遺産の構成資産 /
富士山世界文化遺産・構成資産『富士山本宮浅間大社』
社伝では806年に山宮浅間神社(静岡県富士宮市)から現在の場所に移されたとされる。富士山を畏れ敬い、噴火を鎮める目的で創建。当時の朝廷は従三位の位階を与え、順次高めることで浅間大神をなだめ、噴火を鎮めようとしたとされている。
15世紀ごろには登拝が盛んになり、周辺には大宮・村山口登山道を登る人たち向けの宿坊が建てられた。江戸幕府を開いた徳川家康も保護し、1604年には「浅間造り」と呼ばれる、2層の独特な構造を持った現在の本殿が造営され、隆盛を極めた。
富士山を水源とする湧玉池も広く知られている。16世紀の曼荼羅図や17世紀の旅行記では、道者が登山前に身を清める「水ごり」を行う様子が描かれ、富士山信仰で重要な経由地となっていた。
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