2002.10.24
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富士山世界文化遺産・構成資産『山宮浅間神社』
いつ創建されたかは定かではないが、浅間大社の社伝では806年には存在していた。境内からは12~15世紀の神事に使うための土器が発掘され、文献の上では、当時の統治者今川義元が1551年に出した朱印状で存在が確認できる。
神社の象徴である遥拝所は青沢溶岩流の先端部に位置。富士山を拝む方向に祭壇があり、祭儀を行っていたと考えられている。周囲45メートル四方に築かれた溶岩礫の石塁は、聖域として区切るための工夫とも言われる。
1577年の「冨士大宮御神事帳」の記述では、浅間大社との間に、祭神が行き来する儀式「山宮御神幸」があったことも確認できる。4月と11月に神の宿った矛を往復させる神事だが、1875年以降は行われていない。
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