噴火ガスが生んだ造形の妙
1987年、山梨県鳴沢村ジラゴンノ地区の村営運動場造成工事現場から、長さ約300メートルの溶岩崖(がい)が姿を現した。この崖壁にこれまで見たこともない「溶岩スパイラクル(溶岩水蒸気噴気孔)」が発見された。
溶岩流が外気に触れて急激に冷却されたため、内部に含まれたガスが抜け出た跡とみられる。溶岩壁には大気と接する地表部分に細かく無数の穴が開いた層があり、大半はだ円形で、内部の方が硬くち密な構造。
この溶岩造形は、864年に起きた「貞観の富士山大噴火」によってもたらされたといわれており、質、規模とも世界的に注目される。
溶岩流が外気に触れて急激に冷却されたため、内部に含まれたガスが抜け出た跡とみられる。溶岩壁には大気と接する地表部分に細かく無数の穴が開いた層があり、大半はだ円形で、内部の方が硬くち密な構造。
この溶岩造形は、864年に起きた「貞観の富士山大噴火」によってもたらされたといわれており、質、規模とも世界的に注目される。
広告