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2018.12.15 所属カテゴリ: 山日紙面で見る富士山 / 12月 /

天神山スキー場完成 鳴沢村20日オープン 冬の観光の目玉に

 県内で初めて人工雪を使った富士天神山スキー場が鳴沢村に完成し14日、現地で施設の完成式を行った。

 スキー場は総面積65ヘクタール、ゲレンデ面積は23ヘクタール。主な施設はセンターハウス、レストラン、リフトなど。センターハウスは鉄筋3階建てで総床面積が約3000平方メートル。1階がフロントと浴室、2階がレストラン、3階が喫茶室。全面ガラス張りで眺めが良く、ゲレンデが一望できる。

 レストランは天神山のふもとにあり、鉄筋平屋建てで総床面積が約450平方メートル。リフトは4基を配置。4人乗り高速リフト・クアットリフトは秒速4メートルと他のリフトの2倍の速さ。4基で毎時6000人を運ぶことができる。

 現在、20日のオープンに備えスノーマシン10台、スノーガン20台をフル回転させ、連日降雪作業をしている。

 スキー場は、富士観光開発(楜沢克己社長)が県有林の高度利用を目的に7月から建設してきた。完成式には同社志村哲良会長や地元町村長ら関係者700人が出席。志村会長は「富士北ろくの〝新しい冬の顔〟が完成した。このスキー場が冬期観光の拠点となり、地域の活性化につながることを期待している」とあいさつした。【当時の紙面から】

(1986年12月15日付 山梨日日新聞掲載)
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