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2018.4.28 所属カテゴリ: 山日紙面で見る富士山 / 4月 /

フジザクラ4353本確認 富士吉田市有林 樹齢100年の大木も

 富士吉田市が15日から吉田口登山道の市有林で進めてきたフジザクラの生育実態調査が27日終わり、4353本が確認された。

 同市は昭和49年にフジザクラを市の花に指定。市有林内で下草刈りや雑木の根おこしをして保護してきた。今回の調査は、今後の保護対策に役立てるため初めて実施したもので、対象地域は吉田口登山道中ノ茶屋周辺の市有林3万5100平方メートル。市職員が続き番号の札を1本1本に付け調べた。この結果、樹齢も最低15年から最高100年に及ぶことも分かった。

 市によると、今回の調査地域以外にも吉田口登山道西側の市有林に1万本近くが生育しており、市では民有林を含めフジザクラを守るよう関係方面へ働き掛けていくという。

 今後は5年おきに調査する方針。【当時の紙面から】

(1990年4月28日付 山梨日日新聞掲載)
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