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2022.7.25 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / 社会・歴史 /

富士の裾野を延びる自動車道

 日本道路公団が国道138号のバイパスとして建設した、山梨県富士吉田市と静岡県小山町須走までの18.6キロを結ぶ、自動車専用道路「東富士五湖道路」(一般有料道路)。

 1969年に国が調査を始め、1973年に新規事業として採択。1982年に事業許可となり、1983年2月測量開始、1984年6月に着工。

 1986年8月には富士吉田-山中湖の両インターチェンジ(IC)間8.4キロが暫定2車線で供用開始。山中湖IC-須走IC間は途中の籠坂峠がトンネル(2995メートル)となり、1989年3月に須走ICまでの全線が開通、須走料金所で開通式が行われた。

 2004年3月には、富士吉田、須走の両ICでノンストップ料金収受システム(ETC)のサービスを開始。2010年6月から1年間は、全国の高速道路37路線50区間を対象にした無料化の社会実験の対象区間となった。

 2016年5月には、富士吉田市内に「スマートインターチェンジ(SIC)」の新設を国土交通省が決定。一般道路を本線につなげる「本線直結型」で、上下線ともに常時乗り降りができる「フルインターチェンジ」を採用。2019年度に着工。

 2022年7月24日に「富士吉田忍野SIC」(富士吉田市上吉田)が供用開始。

 同SICは富士吉田IC-山中湖IC間に位置。周辺には「ふじさんミュージアム」などがあり、北口本宮冨士浅間神社などへのアクセスが向上し、観光振興や企業誘致が期待される。国道138号の渋滞緩和も見込まれる。

 また富士山噴火や大地震など大規模災害時の緊急避難路や救援ルートとしての活用が想定される。

 当初2020年度中の完成を見込んでいたが、硬い地盤と空洞が見つかったことなどによって、完成時期を2度にわたり延期された。

 一方、静岡県小山町須走-御殿場市中畑間(全長5.2キロ)を結ぶ「須走道路・御殿場バイパス」が2021年4月10日に供用開始。新東名高速道路の新御殿場IC-御殿場ジャンクション(JCT)も同日開通。山梨県内の中央自動車道・東富士五湖道路が須走道路・御殿場バイパスを経由して新東名高速に接続し、山梨-静岡間の移動時間が短縮された。

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