2021.2.15

休眠預金活用し民間団体を支援

富士山クラブが団体設立

 NPO法人富士山クラブ(野口健理事長)は長野県の公益財団法人と、10年以上金融機関から出し入れがない「休眠預金」で民間団体を支援する団体を設立したと発表した=写真。休眠預金を民間の公益活動に活用できる新制度に基づく資金分配団体で、「県内では初めて」(同クラブ)という。

 同クラブによると、設立したのは「甲信地域休眠預金等活用コンソーシアム」で、「長野県みらい基金」とともに運営する。内閣府から認可を受けた日本民間公益活動連携機構(東京都)から資金分配団体に選ばれた。

 コンソーシアムは21~23年度、休眠預金を原資とする約1億3000万円を使い、山梨県や長野県内の団体を支援する。3月3日まで、子どもや若者の支援・育成に取り組んでいるNPO法人などを対象に、支援希望を受け付けている。5~7団体を選び、1団体につき最大1500万円を助成する予定。

(2021年2月13日付 山梨日日新聞掲載)

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