2021.4.09

織物発信拠点 憩う場に

富士山駅ビルの販売店リニューアル カウンター設置、紹介映像も

改装したミル・ショップ=富士吉田・Q-STA

改装したミル・ショップ=富士吉田・Q-STA

 郡内地域の12織物業者でつくるグループ「ヤマナシハタオリトラベル」が、富士急行線富士山駅の駅ビル「Q-STA(キュースタ)」(富士吉田市)で運営する販売店「ミル・ショップ」が1日、リニューアルオープンした。駅ビル利用者が休めるカウンターを設置、織物以外の作品展示もできるようにして地域の憩いや交流の拠点に改装した。

 駅ビルが観光地にあり、電車を待つ利用者が多いことに着目した。コンセプトは「富士北麓の森のラウンジ」で広さは約70平方メートル。壁紙は緑色を基調に張り替え、これまで12業者が持ち寄っていた商品棚は、同じ種類にして統一感を演出。各社こだわりのネクタイや傘、ストール、ポーチなどを展示販売している。

 壁に埋め込まれた照明カバーには郡内織物の布生地、商品棚には織物を生かした特注のランプシェードを設置し、織物ショップの存在感を強調した。

 カウンターでは駅ビル利用者が無料で休むことができ、郡内織物の歴史や製造工程を紹介する映像を流すコーナーも設ける。イベントスペースでは家具や陶芸など異業種の作家の作品を不定期で展示。織物とのコラボ企画も展開する計画だ。

 ミル・ショップは2014年に郡内織物の発信拠点として駅ビル1階に開設。昨年1月にビル内の現在の位置に移転していた。同グループの小林新司代表は「観光客や地元住民が訪れる場所になってほしい」と話している。

(2021年4月7日付 山梨日日新聞掲載)

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