2021.8.16

姉妹都市150周年、祝福の動画制作

富士吉田が米国にメッセージ

 富士吉田市国際親善委員会は、姉妹都市の米コロラド・スプリングス市の誕生150周年に合わせたメッセージ動画を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。

 動画は約5分で、これまでに交流事業に参加した市内の個人、団体から寄せられた写真40枚をつなげて制作。市内で富士山を背景にしたり、「150」の文字の形をした風船を手に持ったりした集合写真などが多く、延べ440人の市民が参加している。このほか、堀内茂市長が英語で祝辞を述べている。

 コロラド・スプリングス市に動画を視聴できるURLを伝えていて、同市からは「ビデオを見てあまりのうれしさに涙が出ました」などと感謝のメッセージが届いたという。

 富士吉田市はかつて富士講信者の宿坊である御師が配っていた御札も軸装して贈った。札には「富士山の神様のしるし」という意味の「富士山神璽」の文字と、富士山にまつわる女神である木花咲耶姫命などが描かれている。

 両市は1962年に姉妹都市となり、市民合唱団などが相互に訪問。89年からは中学生などを相互に派遣する交流も続いている。

(2021年8月14日付 山梨日日新聞掲載)

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