2021.8.24

まん延防止初の週末

富士北麓は県外客目立つ

 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が山梨県に適用されて最初の週末となった21日、県内の多くの観光地は人出がまばらだった。重点措置適用前の週末比で来場者が3分の1に減った施設もあり、関係者は「書き入れ時に痛手だ」と吐露。一方、富士北麓地域などは首都圏の都市部からの観光客でにぎわった。

 甲府・昇仙峡観光協会によると、同日の昇仙峡ロープウェイの利用者は約200人。8月上旬の土日は1日500~600人が利用するだけに「目に見えて減った」と言う。

 北杜市の「尾白の森名水公園べるが」では、約300台ある駐車場がこの時期は常に満車になるが、21日は空車が目立ち、日帰り利用者は例年比で2~3割。

 一方、忍野村の忍野八海では午前から観光客が増え始め、付近の駐車場では首都圏ナンバーの車が目立った。正午前から雨が降る時間もあったが、終日客足は途絶えなかった。忍野村観光案内所の担当者は「重点措置が出ていてもまだ夏休み期間なので通常の土日並みの人出になったのではないか」と語った。

(2021年8月22日付 山梨日日新聞掲載)

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