2021.10.03

富士登山者7万8548人

環境省が8合目で調査

 環境省が富士山8合目付近で独自に調べた今夏(7月1日~9月10日)の登山者数は7万8548人で、統計を始めた2005年以降で最も少なかった。19年より15万7098人(66.7%)少ない。

 登山道別の内訳は、吉田ルートが7割近くを占める5万4392人。特に日中の午前9~11時、午後3~5時ごろに多くの登山者が8合目を通過した。富士宮は1万1409人、須走が6411人、御殿場は6336人だった。減り幅が最も大きいのは富士宮の78.6%で、最小は御殿場の48.2%だった。

 全体で期間中に最も登山者数が多かった日は8月28日で4563人だった。同11日(3644人)と同21日(3102人)、7月23日(2948人)などと続く。

 環境省は8合目付近に赤外線カウンターを設け、登山者数を調査。期間中、悪天候などによる不具合で正確に計測できない日が複数あったが、正常でも登山者数は最少になる予測という。

(2021年10月1日付 山梨日日新聞掲載)

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