2021.11.21

富士吉田 母国へPR

米出身女性 文化や風景動画に

 米国出身で動画投稿サイトに映像を発信する女性ユーチューバーのロレッタ・スコットさんが11、12の両日、富士吉田市内で観光地などの撮影を行った。東京五輪で米国のホストタウンになっている市の魅力を、PR動画にして母国に発信する目的。新型コロナウイルス感染収束後の観光客増加につなげようと市と協力して企画した。

 市は米国コロラド・スプリングス市と姉妹都市提携を結んでいる縁で、今年3月に米国のホストタウンに登録。五輪開催後、レスリング代表と地域住民の事後交流を検討したが、コロナ禍で中止となった。ただ、市内の文化や街並み、富士山など自然の風景を米国側に知ってもらおうと動画での発信を計画し、スコットさんに依頼した。

 スコットさんは横浜国立大大学院に留学し、卒業後は日本に住みながらユーチューバーとして活動。日本文化や観光地、言語について情報発信している。今回は新倉山浅間公園や金鳥居、旧外川家住宅などで撮影した。

 11日は市の特産品の郡内織物をPRしようと、織物業者を訪問。表紙に郡内織物の生地を使った御朱印帳作りを体験した。スコットさんは「柄が上品できれい」と喜んでいた。

 動画は20分ほどに編集し、12月中旬に動画投稿サイト「ユーチューブ」の自身のチャンネルで公開する。日本語の字幕も付けるという。

(2021年11月19日付 山梨日日新聞掲載)

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