2021.11.29

富士山鉄道構想 進捗状況を報告

世界遺産協部会で県

 山梨、静岡両県や富士山麓の関係者らでつくる富士山世界文化遺産協議会は26日、作業部会を開き、山梨県が富士山登山鉄道構想の進捗状況などについて報告した。

 県の担当者は、今年4月から複数回にわたって地元関係者を対象に小規模の説明会を実施してきたと説明。このほか、鉄道の開発が環境に与える影響を調査していることを報告した。

 参加者からは「地元住民への説明が不十分のまま計画を推し進めているように感じる」「雪崩や噴火のリスクも考えてほしい」との声が出た。

 県の担当者は「コロナ禍で思うように説明会の場を設けられなかった。今後の感染状況を見ながら大規模な説明会を開きたい」と回答した。

(2021年11月27日付 山梨日日新聞掲載)

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