2021.12.23

富士山箱で返礼品発送

富士吉田市 小品用に製作

 富士吉田市は、ふるさと納税の返礼品を発送する際に使用する、市独自の箱を追加した。小品の発送に向くサイズで、新たなロゴマークや富士山の絵柄を入れた。事業者の負担軽減につなげるため、組み立てが簡単な仕様にした。

 市は統一感を出そうと、返礼品発送で5種類の独自の箱を使用していたが、小品を入れるサイズがなかった。新しい箱は幅30センチ、奥行き20センチ、高さ7センチ。精肉やコーヒー、菓子、アクセサリーなどを梱包するのに適しているという。

 ロゴマークは富士山と新倉山浅間公園の忠霊塔(五重塔)をシンプルに表現したデザインにし、市地域おこし協力隊員が担当した。富士山の絵柄はふたを開くと側面に現れる仕掛けで、水色でかわいらしいデザインにした。広げるだけで簡単に組み立てができる仕様にしている。

 10月から使用を始め、寄付者からは会員制交流サイト(SNS)で「かわいらしい」などと好評という。市ふるさと納税推進室の担当者は「富士吉田市の返礼品だと印象付けることで、リピーターの確保につなげたい」と話している。

(2021年12月21日付 山梨日日新聞掲載)

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