2021.12.31

愛嬌たっぷり「桜花」仲間入り

体は大きいが人懐こい性格の桜花=富士吉田市下吉田3丁目の小室浅間神社

体は大きいが人懐こい性格の桜花=富士吉田市下吉田3丁目の小室浅間神社

 富士吉田市下吉田3丁目の小室浅間神社(渡辺平一郎宮司)の境内馬場に、白馬「桜花」が仲間入りした。青森県の乗馬クラブで馬車の運行などをしていた15歳ほどの馬で、訪れた人に顔を触らせるなど愛嬌を振りまいている。

 力が強いため運搬に向いているとされるペルシュロン種で、体高は175センチ。たくましい脚が特徴だ。馬の飼育を担う地元の「馬力屋」が購入し、世話をしている。飼育担当者によると、「非常におとなしく、人が好き」という。

 神社は、桜花の人懐こさや馬車を引く技術を見込み、地域活性化につなげようと迎え入れた。

 桜花は今月上旬に来たばかり。当面は新しい生活に慣れることに専念させ、来夏には新倉山浅間公園など市内の観光地で馬車を引いてもらう。

 渡辺宮司は「富士吉田市の発展のため、ひとつのシンボルとなり、活躍してほしい」と期待を寄せた。

(2021年12月29日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別