2022.4.10

富士山の観光や環境 コロナの影響調査へ 

 山梨、静岡両県の知事や関係市町村長でつくる富士山世界文化遺産協議会は7日までに書面会議を開いた。新型コロナウイルス感染拡大を受けた、2020~21年度の登山道閉鎖や登山者数の減少による影響調査の実施について承認した。

 県世界遺産富士山課によると、会議では観光事業者の売り上げや植生、水質など環境面の影響調査について、22年度に実施することを承認。富士山登山鉄道構想の進捗状況や、入山料を「法定外目的税」として徴収する利用者負担制度の検討状況についても報告した。

 会議は新型コロナの影響で書面決議とし、3月29日付で21年度の収支決算や22年度の予算を含め全6議案を承認した。

(2022年4月8日付 山梨日日新聞掲載)

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