2022.11.05

足和田災害児童学ぶ

河口小 防災知識深める

 富士河口湖町の河口小で10月27日、防災授業が行われた。児童は1966年に旧足和田村で起こった土砂災害「足和田災害」の写真などを見ながら、防災に関する知識を学んだ。

 5年生約20人が参加。「自然災害を正しく知り、そなえよう」をテーマに学んだ。担任から足和田災害の説明を受けた後、根場地区と河口地区の赤色立体地図を見比べて、似ているところを発表。河口地区も土砂災害の危険性があることを確認した。

 授業には富士山科学研究所の職員も参加し、富士山噴火による降灰の後に雨が降った時、土石流の危険性が高まることを実験で紹介。町地域防災課の担当者はハザードマップを確認しておくことや、正しい情報に基づいて行動することなどを呼び掛けた。

 防災授業は、町立教育センターが取り組んでいる防災教育プログラムの一環。子どもたちの防災意識向上のため、効果的な授業の在り方を研究している。

(2022年11月3日付 山梨日日新聞掲載)

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