2023.1.16

冬なのに「農鳥」

昨年末から出現

農鳥のように見える雪形(円内)=富士吉田市内

農鳥のように見える雪形(円内)=富士吉田市内

 富士山7~8合目の山肌に「農鳥」のような雪形が現れ、話題となっている。

 富士吉田市富士山課によると、鳥の形をした雪形は昨年末ごろから、田植えの目安とされる「農鳥」と同じ場所に見られるようになった。その後は雪が降って見えなくなったこともあるが、13日は鳥の形をはっきりと捉えることができた。

 市が毎年発表している「農鳥」は春分の日(3月21日)以降に出現した鳥の形をした雪形と定義しているため、市は現在見えているものについて「農鳥ではない」としている。課の担当者は「雪が少なかったり、雪が風で飛ばされたりしたことが原因で出現したのではないか」と話している。

(2023年1月14日付 山梨日日新聞掲載)

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