【富士山をきれいにする運動】ソメイヨシノを植樹

ふじさんパークに苗木１０本

　公益財団法人富士山をきれいにする会（野口英一理事長）は１７日、富士吉田・ふじさんミュージアムパークで、本年度の富士山環境美化植樹祭を開き、富士北麓地域の市町村と団体に苗木を贈った。

　市町村や協力団体の関係者ら約４０人が出席。富士吉田市の前田重夫副市長が野口理事長から記念植樹用のソメイヨシノの苗を受け取った。記念植樹も行われ、パーク内の滝見広場で、参加者がシャベルで苗木１０本を植えた。

　野口理事長は「富士山世界遺産登録１０年の節目や新型コロナウイルスの５類移行などで、富士北麓地域への観光客の増加が予想される。今後もさらに熱心に環境美化に取り組んでいく」とあいさつ。前田副市長が「記念植樹によって、４月に開園したふじさんミュージアムパークもより魅力が高まる」と述べた。

　植樹活動は１９６６年にスタート。同会が本年度、市町村に寄贈したのは１０９４本。

(2023年5月18日付 山梨日日新聞掲載)