2023.8.03

富士山臨時支局 世界遺産10年で特製木札

富士山の世界文化遺産登録10年に合わせたデザインのストラップ=富士山5合目

 山梨日日新聞は、富士山臨時支局を開設しました。記者が8合目の山小屋を拠点に取材します。静岡新聞と連携し、夏真っ盛りの霊峰や登山者の様子をお伝えします。

 山梨、静岡両県などでつくる富士山世界文化遺産協議会は、富士山保全協力金(入山料)の徴収と引き替えに、木製のストラップを手渡している。富士山が世界文化遺産に登録されてから10年の節目に合わせ、10周年を記念するデザインとなっている。
 制度は2014年に始まり、5合目から先に立ち入る登山者に1人千円の支払いを呼びかけている。
 1日は5合目や6合目で入山料を支払い、ストラップをかばんに付ける登山者の姿が見られた。東京都の40代男性は支払い後、ストラップなどに日付を記したはんこを押し、「世界文化遺産の富士山の保全に協力金を役立ててほしい」と話した。

(2023年8月2日付 山梨日日新聞掲載)

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