2023.10.19

御師料理味わい文化堪能 上文司家住宅で茶会

御師料理を味わう参加者=富士吉田市上吉田4丁目

 富士講信徒の宿坊となった御師の家の歴史や文化に触れてもらおうと、北口本宮冨士浅間神社宮司で上文司家18代目当主の上文司厚さん(61)らが、富士吉田市上吉田4丁目の上文司家住宅で茶会を開いた。
 上文司さんらがつくる「富士北麓茶道愛好会」が主催して8日に開き、富士講の拠点となった寺社や愛好会関係者ら約40人が参加した。上文司さんが神社の手水舎で特別にくんだ水でたてた濃茶のほか、御師料理の弁当などが振る舞われた。
 上文司さんは重要文化財に登録されている住宅や、富士山にちなんで選ばれた掛け軸、茶器などを説明。参加者は茶や料理を味わいながら、御師料理や富士講信徒が神楽を奉納した際に納める額などについて質問した。

(2023年10月18日付 山梨日日新聞掲載)

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