2023.12.07

福祉避難所開設へ協定 富士吉田市と「明清会」が締結

災害時の協定を交わした堀内茂市長(左)と立川篤志理事長=富士吉田市役所

 富士吉田市は、市内の社会福祉法人明清会と災害時の避難所開設に関する協定を結んだ。福祉施設を運営する明清会が災害時に避難所を開設し、支援が必要な要配慮者を受け入れる。
 明清会は今年4月、介護と障害者、保育の3分野にまたがる複合型福祉施設をオープン。富士山噴火や大規模地震などの災害時、高齢者や障害者、子どもといった支援が必要な要配慮者に対し、福祉避難所として開設して避難を受け入れる。
 11月24日に市役所で行った調印式で、堀内茂市長と立川篤志理事長が協定書にサインした。堀内市長は「ありがたく、心強い。有事の際の体制構築に努めたい」と感謝を伝えた。
 同法人は富士山噴火に備え、独自に避難訓練などを行っている。立川理事長は「各地から応援に来る有志が力を発揮できる環境も整えていきたい」と語った。

(2023年12月6日付 山梨日日新聞掲載)

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