Ｍｔ．富士ヒルクライム　霧の霊峰８３４５人激走

霧の中でスタートを切る出場者＝富士吉田・富士北麓公園

　富士山を舞台にした自転車ロードレース「富士の国やまなし　第２０回Ｍｔ．富士ヒルクライム」（同実行委主催）が２日、富士山有料道路（富士スバルライン）をコースに開かれた。国内外から８３４５人が出場し、富士北麓公園から富士山５合目までの全長２４キロ、標高差１２５５メートルを駆け上がった。

　過去の記録を参考に実行委が選抜した「主催者選抜クラス」と、性別や年齢によって分かれたカテゴリーで実施。主催者選抜クラスは、男子が金子宗平さん（２６、埼玉県）、女子は三島雅世さん（２９、大阪府）が優勝した。
　レースは霧の中でスタートし、ゴール付近では晴れ間も顔をのぞかせた。男子は３位までのタイム差が１０秒以内の激しい展開となり、終盤に抜け出した金子さんが５６分４２秒で２連覇。女子の三島さんは１時間１１分９秒で初優勝を果たした。

(2024年6月3日付 山梨日日新聞掲載)