2025.5.22
水難救助の手順確認 富士河口湖 精進湖で260人訓練

土砂に埋まった車の窓や上部を取り外し、車内に取り残された人を救助する隊員=富士河口湖町・精進湖畔
県水防本部と富士河口湖町水防本部は18日、同町の精進湖畔で水防訓練を行い、洪水時の対応や水難救助の手順などを確認した。
県や県警、富士五湖消防本部などから約260人が参加。台風の接近に伴い、精進湖が増水し、付近の河川で氾濫の危険性が高まっているとの想定で実施した。参加者は水があふれないようにする「積み土のう工法」、木を使って水の勢いを緩める「木流し工法」などの手順を確認した。
特殊な工具で土砂に埋まった車の上部を取り外し、車内に取り残された人を救助する訓練や、水難事故の際にボートやドローンで捜索し、救出する訓練も行った。
訓練は水防や救助の技術習得と防災意識の向上を目的に、毎年、出水期前に県内各地で行っている。
(2025年5月19日付 山梨日日新聞掲載)
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