2025.11.25
本栖湖底の堆積物採取 帝京大研究所 遺跡調査で初
帝京大文化財研究所は、本栖湖で、湖底遺跡調査をした。湖底の堆積物を採取し、今後分析を進める。同研究所によると本栖湖の調査は2023年に始まり、湖底の堆積物を採取するのは初めて。
同研究所の佐々木蘭貞准教授によると、本栖湖では主に古墳時代の遺物が発見され、遺跡があることが確認されているものの、形成された要因は明らかになっていない。堆積物を採取して調査することなどを通じて、地域の歴史を解明することを目指すという。
7、8の両日行った今回の調査には同大や県富士山科学研究所の研究員らが参加。目盛りが付いた長さ約1メートルの透明な筒を用意し、7日は船上から、8日は湖に潜って湖底の堆積物を採取した。
湖の中にあった溶岩も採集した。
研究所は今後、堆積物を詳しく分析していく。
(2025年11月22日付 山梨日日新聞掲載)
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