2025.9.14
通行料倍でも登山者増 規制理解進み、好天も影響
山梨県は10日、富士山5合目ゲートが閉まった同日午後2時時点の速報値として、ゲート通過許可者は14万9963人で、昨シーズン全体より262人(0・2%)多かったと発表した。一方、富士吉田市の集計では、6合目の安全指導センターを通過した人数は、9日時点で前年同期を9349人(7・5%)上回る13万3519人だった。通行料は昨夏の2倍の4千円になったが、登山者は増える結果となった。
県富士山観光振興グループや市富士山課によると、登山者数が増えた要因について、規制に関する周知や理解が進んだことと、良い天候が続いたことを挙げる。
同グループによると、2023年まで弾丸登山として課題となっていた夜間(午後7時~午前0時)の登山者は9日時点で540人。24年と比べて、168人(23・7%)減だった。
(2025年9月11日付 山梨日日新聞掲載)
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