2025.10.27
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富士山 初冠雪 4番目の遅さ

初冠雪した富士山。中腹まで白い雪で覆われた。5、6合目付近は木々が紅葉し黄色く染まっている=山日YBSヘリ「ニュースカイ」(NEWSKY)から。23日午前9時50分ごろ
甲府地方気象台は23日、富士山の「初冠雪」を観測したと発表した。平年より21日遅く、史上4番目に遅い観測となった。富士吉田市も同日、独自に出している「初雪化粧宣言」を発表した。
気象台によると、職員が23日朝、甲府市飯田4丁目の気象台から富士山が冠雪しているのを確認した。1894年の観測開始以降で最も遅かった昨年より15日早い。ヘリコプターで上空から眺めると、山頂を覆う白い雪と、黄色く色づいた木々が確認できた。
22日の山梨県内は前線による雨雲や寒気の影響で雨が降り、気温が低下。富士山頂は終日氷点下となり、最低気温は同日午後10時半ごろ、氷点下6・0度を観測した。同日未明から夜遅くにかけて山頂付近に雨雲がかかり、雪が降ったとみられる。
富士吉田市では23日朝、市職員が市内の複数箇所から冠雪を確認し、初雪化粧宣言を出した。市富士山課によると、平年より18日遅く、最も遅かった昨年より14日早い。過去3番目の遅さだった。
(2025年10月24日付 山梨日日新聞掲載)
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