2021.7.27

富士山イメージの聖火台

北麓住民「地元の誇り」

 東京五輪で23日に東京都新宿区の国立競技場で行われた開会式では、太陽をモチーフに、富士山をイメージした形状の聖火台に聖火がともされた。富士山麓の山梨県内市町村の関係者は「改めて世界に富士山を発信できた」などと喜んだ。

 大会組織委員会によると、聖火台は世界的なデザイナーの佐藤オオキ氏が考案した。山頂部分の点火台は球体で太陽をイメージ。点火時に球体が花のように開く演出で生命力や希望を表現した。燃料としては五輪史上初めて、燃焼時に二酸化炭素を出さない水素が活用された。

 富士吉田市の堀内茂市長は「日本のシンボルとして世界に発信されることは地元の誇り」、富士河口湖町観光連盟の山下茂理事長は「オリンピックを機に世界に富士山を印象づけられたことは、今後の観光の展開の強みになる」と喜んだ。県内側の富士山の山小屋でつくる富士山吉田口旅館組合の中村修組合長は「新型コロナウイルスの影響で登山者が少ない中、富士山がPRされたことは良かったと思う」と話していた。

 開会式後、会員制交流サイト(SNS)では「ダイヤモンド富士のようできれい」といった投稿の一方で、「噴火のように見える」などといった指摘も相次いだ。

(2021年7月25日付 山梨日日新聞掲載)

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