2023.8.01

富士登山競走 世界遺産の頂へ駆ける

世界文化遺産・富士山を走るレース第76回富士登山競走で、山頂を目指して富士山8合目付近で懸命に歩を進めるランナー。28日に開かれ、約3千人の選手たちが世界遺産登録から10年を迎えた富士山を駆け上がった

 第76回富士登山競走(富士吉田市主催、山梨日日新聞社・山梨放送、富士吉田スポーツ協会など共催)が28日、富士山を舞台に開かれた。世界文化遺産登録から10年の今年は47都道府県、海外10カ国から2964人が出場し、日本一の山岳コースを駆け上がった。1575人が出場した山頂コース(距離21キロ、高低差約3千メートル)は、女子で吉住友里(富士吉田)が5連覇を達成し、男子は近江竜之介(京都)が初優勝。1389人が出場した5合目コース(距離15キロ、高低差約1480メートル)は、男子の斎藤拓也(東京)が3連覇、女子は田中礼美(神奈川)が初優勝した。県勢は5合目男子の3位に上田誠人(忍野)が入った。

(2023年7月29日付 山梨日日新聞掲載)

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