2023.9.14

台湾山岳協と交流再開 日本富士山協会 3年ぶり訪問団

懇親会で記念品を交換する日本富士山協会と中華民国山岳協会の代表者ら=山中湖・ホテルマウント富士

 山梨、静岡両県の自治体と観光団体などでつくる日本富士山協会(堀内詔子会長)は、友好提携を結ぶ台湾の中華民国山岳協会の訪問団を歓迎するレセプションを山中湖村で開いた。
 新型コロナウイルスの影響で訪問団が来日したのは約3年ぶり。8月25日に開いたレセプションには、23日に来日した林哲全・東亜区部長ら訪問団32人と、両県の観光団体の代表者ら36人が出席。堀内会長は「友好提携10周年となる来年は、日本富士山協会が台湾の玉山を訪れ、交流を広げたい」、林部長は「歓迎に感謝し、交流や友好関係を発展させたい」とあいさつした。
 両協会は2014年に「富士山・玉山友好山提携」を締結。定期的に訪問団を送り合うほか、富士山と玉山の環境保全や管理などで情報を交換してきた。24日には来訪者が静岡県の富士山・富士宮口から登山したほか、26日は忍野八海や吉田の火祭りなどを見学した。富士山協会は来年6月ごろの台湾訪問を計画している。
 富士山協会は新型コロナウイルス禍などで中断していた国際交流を再開している。8月20日には、友好山提携を結んでいる中国・泰山がある泰安市からの友好訪問団が訪れ、富士吉田・ハイランドリゾートホテル&スパで交流協議を行った。

(2023年9月12日付 山梨日日新聞掲載)

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